ぐずぐずエブリデイ

日記です。

私のまるい幸せ

みなさん、こんにちは。お元気ですか。今日はお散歩をしようと思っていたのに、あいにくの雨です。うららかな空気に包まれ、桜がぽっと咲き始めたかと思うと、雨。これって毎年じゃないですか?週間天気予報を見るたび、雨が桜を流しにきている…と思うなどしております。

 

それはそうと、この間、夜のことなんですけど、金柑が無性に食べたくなりまして、1日考えてから、2キロの金柑を注文しました。1日考えても、ちゃんと「金柑を食べたい」という気持ちがしっかりと根付いていましたから、自分の気持ちに正直に、普段はギチギチのお財布の紐をええいと緩めました。

注文してすぐは、「2キロも食べられないんじゃない…!?どうしよ〜(ムフフ)」なんて思っていたのですが、よくよく考えたら2キロなんてすぐなのでは?と思い、やっぱり3キロ注文しておけばよかった…と後悔しました。

 

それから2〜3日でしょうか、小さな段ボール箱にぴっちりと詰められて、金柑が届きました。段ボール箱からかすかに香る柑橘の香りが、ワクワクを大爆発させ、そのまま勢いで2個、3個、ぽんぽんと口の中に放り込んで思いました。やっぱり2キロでは少なかった…と。しくしく思いながらも金柑を食べる手は止まらず、毎日ぽんぽこぽんぽこ口に放り込んでいましたら、なんだか口の中がじんわりとかゆいような…ちょっと胃が疲れているような…。

 

じんわりと湧いてきた「食べられない」の文字。私以外の家族は誰も金柑を食べませんし、このままでは、いつしか健康のため!と買った養命酒のように腐らせてしまうのでは…と思い、半分ほどをゴンゴロとお鍋に突っ込み、甘露煮にしました。

 

するとどうでしょう、皮の渋みや苦味が消え、口の中でじゅわっと消える飴玉のようになりました。見た目がとっても可愛らしいので、お茶請けにも最高ですし、甘いものが食べたいときに一粒お口に放りこめば、もっと最高です。シロップにも金柑の甘酸っぱい香りが移っていて、お湯と割れば金柑湯になります。眠る前や、喉を労わりたいときに最高なのですよ。

 

甘露煮を保存容器に入れ、心の中に湧いていた不安も消え、残りの段ボール箱をのぞいて思ったのは「あっ!?減った!!」でした。そりゃあ量を減らすために甘露煮にしたのですから、減ったのは当たり前なのですが、思ったよりも、本当にすごく量が減ってしまったように思ったのです。そして食べ終えそうな今では、やっぱり2キロでは足りなかったんじゃないの…と思っています。

 

今日は、金柑の甘露煮をヨーグルトに添えて食べました。これがね、昔、母がヨーグルトに添えてくれたマーマレードのようで、懐かしい気持ちになりました。やっぱりもっと頼めばよかったと思う反面、これくらいが丁度いいな、とも思いはじめました。

 

緊急事態宣言が明けましたが、まだまだ以前のような生活を送れそうにもありませんね。お花見ができないことも、お墓参りにいけないことも、会いたい人に会えないことも悔やまれますが、きっと他の道が見つかると信じています。またね〜。